プログラミング 2017 9 2

 ニュースでは、2020年から、
小学校の授業で、プログラミング教育が必修化されます。
 こうした教育を小学校から始めるべきか、
中学校から始めるべきか、よくわかりませんが、
遅きに失した観があります。
 資源が乏しい日本では、
人材こそ、唯一の資源です。
 かつて、日本は、世界の製造業をリードして、
「日本の時代」と言われましたが、
今や、アマゾン、グーグル、フェイスブックなど、
アメリカのIT企業が、世界の頂点に立っています。
日本は、こうした時代の変化に乗り遅れてしまった観があります。
 もう数十年前になるでしょうか。
その時代は、コンピューターというと、
コンピューターを製造する企業が主力で、
ソフトウェア産業やIT企業は、オマケのような存在でした。
 当時、私は、就職活動の時に、
「これからの時代は、コンピューター製造業よりも、
ソフトウェア産業が重要である。
おそらく、ソフトウェア産業から、巨大産業ができる」と主張して回りましたが、
誰も聞く耳は持っていませんでした。
 さて、私は、プログラミング言語というと、
COBOL言語とC言語を習得しました。
 プログラミング言語の中では、
人間の言語に近いと言われるCOBOL言語と、
コンピューターの機械語に近いと言われるC言語を学びました。
 残念ながら、COBOL言語は、現在においては、
あまり使われていません。
 しかし、プログラミング言語において、
人間の言語に非常に近いものがありますので、
いつの日か復活してほしいと思います。
 さて、C言語については、理科系の大学に入学すると、
習得しなければならない場合が多いと思います。
また、技術者においても、そういう必要性を感じると思います。
これは、C言語が、アセンブリ言語(機械語)に近いからでしょう。
 もちろん、コンピューターは、機械語である「0」と「1」しか理解しません。
しかし、人間が「0」と「1」でプログラムを書くのは、つらいものがあります。
そこで、2進法を16進法で記述することになりますが、
これも、人間にとって、つらいものがあります。
「0」と「1」の記述が、「0」から「F」までの記述に変わっただけだからです。
つまり、「0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,A,B,C,D,E,F」の16進法です。
 そこで、機械語からアセンブリ言語になったのですが、
これもまた、「0」と「1」に直接対応しているようなものですから、
人間にとっては、つらいものがあります。
 参考までに、ウィキペディアには、
こうした言語の見本があります。
2進法では「10110000 01100001」ですが、
16進法では「B0 61」となり、
アセンブリ言語では「MOV AL, 61h」となるとありました。
 そこで、C言語の登場となったのですが、
多くの人にとっては、とっつきにくいものがあると言われています。
 コンピューターに対して苦手意識がある人にとって、
C言語そのものが難解だから、解説書も「何回読んでも難解だ」と思うかもしれません。
 C言語の教科書や参考書は、
非常に多く出版されていますが、
高橋麻奈さんの著作が最も優れていると思います。
 資源が乏しい日本では、
人材こそ、唯一の資源です。
人材立国こそ、日本の道だったでしょう。
 人間というものは、
一度成功すると、
その成功を手放したくなくなる。
その成功を守りたくなる。
しかし、それが長くなると、いつの間にか時代から取り残されている。
 さらに成功したいならば、今の成功を捨てることである。
今の成功を捨てつつ、常に新しい成功を追い求める。
これが企業家に必要な精神である。
 今の日本企業の経営者は、
企業家ではなく「役人」になってしまった。



















































































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